生物工学科2年生の培養班が、ニンジンの不定胚誘導を行い大量増殖の方法について学習しました。
2024年5月10日 16時53分生物工学科2年生の培養班が、ニンジンの不定胚誘導を行い大量増殖の方法について学習しました。
ニンジンの肥大根を、無菌的にMS培地(2.4-D:1㎎/L)で振とう培養すると、EC(エンブリオジェニックカルス)という不定胚の基になるカルス(不定形細胞塊)が誘導されます。品種改良のために、雄性不稔性(花粉ができない性質)をもつ個体は重要なのですが、種子繁殖ではこの形質が失われてしまいます。そのため、バイテクの技術を使ってクローンを大量増殖するそうです。
理科(生物)の森田先生に、カルスの顕微鏡観察をお願いして、初めて再分化する細胞の様子を見ることができました。無秩序に増殖していた細胞が、一本につながった方向性のある細胞分裂となる様子が観察でき、感動しました!ありがとうございました。