生物工学科の2、3年生のバイテク班が、RT-PCR法によるウイルス検定のための試薬の調整を行いました。
2023年5月9日 18時25分生物工学科の2、3年生のバイテク班が、RT-PCR法(逆転写‐ポリメラーゼ連鎖反応)によるウイルス検定を行うための試薬の調整を行いました。今回は、TBEバッファー(10倍濃度)、PBST、カーボネートバッファーの3種類の試薬を調整しました。ジネンジョのように、葉や茎にも粘性のある多糖類を多く含む植物体の場合は、カーボネートバッファーを使用することでウイルスのRNAの抽出やRT-PCRの反応がスムーズに進むそうです。DNaseというDNA分解酵素が自然界にはいたるところに存在するため、オートクレーブで酵素を失活させてから使用します。今までの無菌操作の「コンタミ」とは異なる意識を持つ必要があるので気を付けたいところです。
なお、この手法は愛媛県農林水産研究所から技術提供をしてもらったものになります。