伊予農日記

緑のじゅうたんと茶色いツブツブ②【生物工学科】

2024年3月11日 21時47分
生物工学科

先日紹介した、生物工学科一丁地水田の様子。

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管理をサボったわけではないけど、緑のじゅうたんになってる水田。

さて、その正体は。

じゃじゃ~~ん!!

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こちらでございます!

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そう、レンゲ。水田一面にレンゲが生えているのです。

レンゲ(マメ科植物)は、根粒菌という細菌と共生し、根粒菌の働きにより植物が生きていくうえで必ず必要な窒素を、空気中から得ているのです。一言でいうと、窒素の自己生産。素晴らしい共生関係です。

根粒菌のおかげで窒素の自己生産が可能、植物の成長には窒素が必要、レンゲが生えているのは水田、水田では稲が栽培される。なんとなく想像できるかもしれませんが、レンゲがたくさん蓄えている窒素を水田にすき込み、翌年の稲作の窒素肥料にするのです。さすがに肥料分を100%まかなうことは難しいですが、かなり効果はあります。花が咲いている時期は景観的にもいい感じ!花が終わって種が落ちるまで待ってすき込めば、その種が翌年発芽して、無限ループ可能!肥料代がかからないので経済的だし、最近よく聞く「サステナブル」という言葉がぴったりなのでは!?

管理をサボったのではないことがお分かりいただけたでしょうか??来年のお米が豊作でありますように!!

そして、このレンゲに目をつけて、なんと、実験材料にしようとしているバイテク班。

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この日は実験室を飛び出して水田へ!実験材料採取です。天気も良くてナイスな実習でしたね!!

では、これについての紹介はまた近日中に。

おまけの一枚

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耳が垂れて目隠し状態のオス豚デュロック君。写真で見るとなんともかわいい感じです。が、デカいので近づいてくるとド迫力デス・・・。

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