食品化学科1年総合実習 ~あじさいの花咲く、和菓子づくり~
食品化学科1年生の総合実習で、「あじさいもち」をつくりました。
和菓子には、四季それぞれの表情があります。本来「あじさいもち」がつくられるのは、梅雨に彩られる6月。今回は事情があって少し時期がずれてしまいましたが、生徒たちは丁寧に、ひとつひとつ心をこめてつくり上げてくれました。
このお菓子のもとになっているのは「さくらもち」。生地を3色に染め分け、重ね合わせることで、雨に濡れたあじさいの花びらを表現しています。淡い色が重なり合う様子はまるで本物の花のようで、「これが1年生の作品?」と、思わず驚いてしまうほどの仕上がりでした。
そして、何より心が温まったのは、生徒たちのこんな言葉です。
「親に食べてもらいたい」
「おじいちゃんに食べさせてあげたい」
大切な人の顔を思い浮かべながらつくる——そんな優しい気持ちが、このお菓子にはぎゅっと詰まっています。
きっとその想いは、味とともに、ちゃんと届くはずです。